[メイン] GM : 準備が良ければ教えてくれ

[メイン] ゼオ : 教えてみよう

[メイン] シャルロット : 教えるわ!

[メイン] GM : では…出航だァ~!!!

[メイン] シャルロット : 出航だぁ〜〜〜!!!

[メイン] ゼオ : 出航だァ~~~~!!!!!

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : フタリソウサ
「インクに隠された真相」

[メイン] GM : 捜査開始です。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : ここはとある新聞社。
シャルロットとゼオはここの社員であり記者だ。

[メイン] GM : さて、今日はどの様なことを話しているのだろうか?

[メイン] ゼオ : まずいいきなりぶん投げられた

[メイン] ゼオ : 「ふう~…ようやく記事が書き終わったな。シャルロット」
徹夜明けで充血した目で話しかける

[メイン] シャルロット : 「あはは……ですね、ゼオさんもお疲れ様です……って、目ぇ真っ赤ですよ」

[メイン] シャルロット : 呼びかけられて苦笑を返す。
「難航した分、いい記事になるといいですね……まぁ、この仕事始めてから徹夜なんてそう珍しいもんじゃないですけど」

[メイン] ゼオ : 「うむ…ESがあるとはいえもう少しなんとか徹夜を抑えたいものだな…」

[メイン] シャルロット : 「ES?」

[メイン] シャルロット : 興味深そうにずい、とゼオのデスクに顔を寄せる。

[メイン] ゼオ : 「ああ、そうかお前にはまだ見せてなかったな。これだ」
そう言って黒い丸薬を見せる

[メイン] シャルロット : 「ふふ、新聞記者の耳聡さを舐めてもらっては……って、なんですかこれ。漢方?」

[メイン] ゼオ : 「これは秘伝のレシピを基に様々な栄養ドリンクや漢方薬やらを材料にして作った秘蔵の丸薬だ」

[メイン] ゼオ : 「一粒ぐらいなら徹夜で疲れた体にはよく効く」

[メイン] シャルロット : 「なっ……秘伝のレシピって、ゼオさんのオリジナルみたいなものじゃないですか。大丈夫なんですかそれ……」

[メイン] シャルロット : 訝しげにしばらくそちらを眺めていたが、どうやら疲労の方が勝った様子で
「…………。そんな怪しい秘薬、記者として身をもって安全性を調査する必要があるはずです。……ということで、その……」

[メイン] ゼオ : 「ああ、欲しいならやるぞ」
そう言って渡す

[メイン] シャルロット : 「えっ、いいんですか?」

[メイン] ゼオ : 「市販のものを基にして作ってるんで量産が容易だからな。だが二粒は飲むんじゃないぞ」

[メイン] ゼオ : 「それをやると身体能力が10倍になったような気持ちにはなるが後でじわじわと健康を蝕む気がするからな」

[メイン] シャルロット : 「……リスク相応の効き目ということですね!では……!」

[メイン] シャルロット : 受け取った丸薬を意を決して飲み込む。
「………………。…………!」

[メイン] シャルロット : 「こっ、これは……!まるでテーブル一杯のデザートを食べた後のように溌剌とした気分です!」

[メイン] ゼオ : 「そうだろう? まああまりこういうのに頼り過ぎるのは良くないが…たまに頼るぐらいなら悪くないはずだ」

[メイン] シャルロット : 「ふふ……それなら、今度の時も期待させてもらっていいでしょうか?」
無邪気っぽく笑顔を向ける。

[メイン] シャルロット : 「ああ……っと、もちろんちゃんとお返しはしますよ。今日だってこの後休息を取るつもりで考えていましたが……せっかく元気が戻ったのなら、ちょうど美味しい話があるんです! ほら、これ!」

[メイン] ゼオ : 「見てみよう」
シャルロットが見せてきたものを見る

[メイン] GM :

[メイン] GM : 事件発生フェイズ

[メイン] GM : シャルロットがゼオのデスクに置いたのは、漫画家「大谷洋介」からの招待状だった。
大谷といえば『七つ星のリフレイン』という作品がアニメ化をしていて、あなた達も聞いたことがあるかもしれない。

[メイン] シャルロット : 「ふふん……見ましたか?あの大谷洋介先生から直々の取材依頼ですよ!ほら、『七つ星のリフレイン』の!」

[メイン] ゼオ : 「おお! これはすごい記事になりそうだな」

[メイン] GM : 『七つ星のリフレイン』は探偵と助手の絆をテーマにした推理マンガだ。
大谷は今後の作品のイメージ固めのために、記者ながら探偵としても活躍しているあなた達に実際の現場の話を聞いてみたいというものだった。

[メイン] ゼオ : 「ん? ああなるほど我々の方が取材を受けるのか」

[メイン] ゼオ : 「いつもは取材する側だから珍しいが…まあせっかくだ話をするついでに向こうからも記事にできそうな話も聞いておこう」

[メイン] シャルロット : 「ああ、そうなんです!先生が実際に探偵の仕事からインスピレーションを得たいって仰って、こんな好都合な話なかなかないですよ!」
「はいっ、もちろん!」

[メイン] ゼオ : 「それじゃあ徹夜明けということがばれないように身だしなみを整えておいて…行ってみよう」

[メイン] シャルロット : 「はい!……あっ、そうそう!今回私は助手としてついていく手筈になっているので……よろしくお願いしますね、ゼオ先生?」

[メイン] ゼオ : 「うむ、わざと表向きの役割を逆にしておいて犯人を油断させる作戦はじわじわと効いてくるはずだ。よろしく頼むぞシャルロット助手」

[メイン] シャルロット : 喜んで!と返事をして、新聞社の玄関扉を元気よくくぐる。

[メイン] ゼオ : というわけで大谷の家に向かってみよう

[メイン] GM : あなた達は手紙に記されていた場所へと向かう。
大谷の自宅が見えてきたところで、誰かがあなた達に向かって手を振っているのがわかるだろう。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : ブンブン。

[メイン] シャルロット : 「あれは……!」

[メイン] ゼオ : 「あの男…ファンかな? 手を振り返してみよう」
振り返す

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 手を振り返すと、ニコリと笑ってあなた達へと近づいてくる。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「初めまして、ゼオさんでお間違いないでしょうか?」

[メイン] ゼオ : 「ああ、確かにおれがゼオだが…何か用かな?」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「ああやっぱり。聞いていた通りの風貌だ」
ひとりでうんうんと頷いて

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : コホンと咳払いをしたあとぺこりとお辞儀をして
「私、音海(おとみ)出版で大谷洋介の担当編集をやっております野波貴彦と申します」

[メイン] ゼオ : 「ああ、貴方が…ちょうどいま大谷さんのところへと向かう所だったのですよ」
社会人同士の話になるなと思い口調を切り替える

[メイン] シャルロット : 「編集の野波さんですね……今回の取材の仲介、兼、助手を担当しているシャルロットです!先生の噂はかねがね伺っており、取材に快諾いただけて光栄です」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「はい。恐らくこの道を通るんじゃないかと待ち構えていました」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : シャルロットの方に向き直って
「いえいえ、この度は急なお話にも関わらず、応じてくださり本当にありがとうございます」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「大谷先生のところへ訪れる前に、先に少しだけ申し上げておきたいことがありまして」
「彼は少々気難しい人でして。もしかするとご気分を害される事があるかも知れませんが、先生も悪い方ではありませんので……」

[メイン] ゼオ : 「なるほど…わざわざお気遣いしてくださりありがとうございます」

[メイン] ゼオ : 「まあ我々も探偵であると同時に記者です。気難しい方とのお話なんてよくあることで慣れてますよ」

[メイン] シャルロット : 「も、もう……!いえいえ、こちらこそ失礼のないよう留意いたしますから」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「あはは……そう言ってもらえると、私としても助かります。では大谷先生のところへ向かいましょうか」

[メイン] GM : 野波の口調や申し訳なさそうな様子を見るに、大谷と言う人間は面倒な性格をしているようだ。やや身構えつつも、今更断る事も出来ない。

[メイン] ゼオ : 「ええ」

[メイン] シャルロット : 「お願いします!」

[メイン] GM : やがてあなた達は、たまり場から車で1時間ほどの場所にある大谷の仕事場兼自宅に到着した。一見すると普通の二階建ての一軒家である。

[メイン] GM : 案内する野波のあとに続いて玄関の方へと向かう。
すると、そこには既に二名の先客がいた。

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「ああ、野波さん。今日もお仕事ですか?」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「お疲れ様です。そちらの方は?」

[メイン] GM : 穏やかに微笑んだ女性と、眼鏡を掛けた若い男性は、あなた達に視線を向けた。

[メイン] ゼオ : 「本日招待を受けてまいりました探偵のゼオと申します」

[メイン] シャルロット : 「同じく、助手のシャルロットです!探偵業の資料として、大谷先生と対談させていただくこととなりまして」

[メイン] GM : あなた達が素性を明かすと、二人は少し驚いた様子を見せる。

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「探偵さんですか、まさかこんな所でお会いするとは……西中誠と申します。大谷とは学生時代からの友人でして」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「まあ、探偵さんなんて初めてお会いしました!私は河内裕美、大谷の恋人です」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 河内と名乗った女性は、興奮した様子で手帳と万年筆を取り出すと「サインを貰えませんか?!」とあなた達に頼んで来た。

[メイン] ゼオ : 「それぐらいお安い御用です」
サインを書く

[メイン] シャルロット : 「あはは、嬉しい限りです……とはいえ、公開になるまでこの件はご内密にお願いしますね」

[メイン] GM : 二人はシャルロットの言葉にこくりと頷いて

[メイン] GM : ゼオは河内の頼みに応じ、万年筆を受け取って彼女の手帳にサインをした。
鮮やかな夜空色のインクが紙上に走る。

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「これ、綺麗でしょう?『七つ星のリフレイン』をイメージした限定色のインクなんです」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「私が文房具好きだからって、洋介が贈ってくれたんですよ……一去年、ね」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 河内はそう言って笑った後で、僅かに表情を曇らせた。

[メイン] シャルロット : 「へぇ〜!確かに鮮やかで綺麗……うん?」

[メイン] ゼオ : 「それはそれは…愛されてるのですね。羨ましい限りです」
ん?と思ったがあまりに気にせずスルーする

[メイン] GM : その理由を問うより先に、野波は仕事場に入ろうと玄関のドアに手を掛けた。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「……あれ、鍵が掛かってない。変だな、出る時に掛けたはずなんだけど……」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「大谷先生、只今戻りましたー」

[メイン] シャルロット : 「おっと……では、これから始まるようなので私たちも失礼しますね!」
野波編集の元に戻ろうとする

[メイン] ゼオ : 「それでは…」
そう言って野波の近くに向かう

[メイン] GM : 野波が何度も玄関から呼びかけるが、返事はない。
仕事に熱中しているのだろうか?しかし妙だ。

[メイン] GM : 玄関先で5人の人間がワイワイと話をしているにも関わらず、家主である大谷は「仕事場」だと言う奥の部屋から顔を覗かせもしない。

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「おかしいわね、洋介はこう言う時『うるせえぞ!』とか怒鳴りそうなのに」

[メイン] シャルロット : わ、それは失礼……と、口を押さえるポーズをとる。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 河内の声に、野波は頷く。
「そうですね、ちょっと様子を見てみましょうか」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「大丈夫ですかね?また癇癪起こしてインク瓶でも投げつけられたら、堪ったもんじゃない」

[メイン] GM : 西中の「インク瓶を投げつける」と言う言葉を聞くに、大谷と言うマンガ家は身内の間では「厄介な人物」として通っているようだ。

[メイン] ゼオ : どうやらかなり気難しい人物のようだなと思い静観する

[メイン] シャルロット : ……さっきの話に誇張はなかったみたいね。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「…あはは。もしかしたら居眠りでもしてるのかもしれませんね。どうぞ」
そう言いながら、あなた達二人を大谷の仕事場へ入るように促す。

[メイン] ゼオ : 「わかりました。入ってみましょう」
恐る恐る入ってみる

[メイン] シャルロット : 「いいんですか? では……」
念の為、眼前を守るように腕を前に出しながら

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「ええ。大谷先生からのたってのお願いですし……先生!お客様をお連れしました!」
軽くコンコンと仕事場の扉をノックする。

[メイン] GM : それでも返事は無かった。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「…?先生、入りますよ」
やむなく、野波がドアを開ける。

[メイン] GM : その瞬間あなた達の目に飛び込んで来たのは、包丁で背後から心臓を一突きされ、仕事用の椅子から転げ落ちた状態で絶命している男の姿だった。

[メイン] GM : 部屋の窓は開けられており、床には複数の描きかけのマンガ原稿、倒れたインク壺、そして鮮血とインクが飛び散っている。

[メイン] GM : 一目で殺人事件現場だと分かるような状況であった。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「うっ…わあああああ!?!?!?!?」
その場にドタンと尻餅をつく。

[メイン] ゼオ : 「おわァアアア~~っ!!!」
いきなりの状況に叫ぶ

[メイン] シャルロット : 「…………っ!!?」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「…おっ、大谷先生!?」
震え声で目の前の遺体に声をかけるも返事はない。

[メイン] ゼオ : 「お、落ち着け。見たところ…もうた、助からん」

[メイン] ゼオ : 「ここにはもう誰も入らないで。け、警察を呼んでみよう」
思いっきり震え声だった

[メイン] シャルロット : 「…………!」
「そっ、そうですね……明確に何かあった状況、現場保持が肝要です!」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「わっ、わかりました……私は警察に通報を……」
血まみれの現場から踵を返して外へと駆けていく。

[メイン] シャルロット : …………。大丈夫かしら、ゼオさん……?

[メイン] ゼオ : 「はあー…はあー…よし…」

[メイン] ゼオ : 「もう大丈夫だ。わざと叫んだり声を震えさせてたがこれぐらいで…はあ…いいだろう…」
まあ何とか立ち直った

[メイン] シャルロット : 「…………。れ、冷静な判断だったと思います……というか無理もないんじゃないでしょうか、いきなりこんなこと……」

[メイン] ゼオ : 「そうか…そうだな。うん。いやさっきのは本当にわざとだ。安心しろ」

[メイン] シャルロット : 「……」

[メイン] シャルロット : ふぅ……と、こちらも一呼吸おいて。
「……でも、誰がこんなことを? 下の階には先生の奥さんにご友人がいらっしゃいましたよね。二人の目を盗んで侵入するのは……」

[メイン] ゼオ : 「……まずい普通に考えたらあの二人の共犯の可能性が高い」

[メイン] ゼオ : 「おれ達も下に降りてみて野波さんの安全を確保しよう」
そう言って下に降りて行った

[メイン] シャルロット : 「…………ちょっと待って!」

[メイン] GM : 警察が来る前に初動捜査を行える。
使用する技能は【変化】【外見】です。

[メイン] ゼオ : 「! お前がそういうってことは……」
「わかった。待ってみよう」
きっと何か引っかかるものがあったのだと思い待ってみた

[メイン] シャルロット : 「そもそも野波編集なら、二人に疑われずに部屋に入ることができるし……まだ二人が犯人って決まったわけじゃない。」
「……それに、これ以上に今何かしようとしたら、それこそ自分が犯人だって主張するようなものよ。おそらくは大丈夫だと思う……」

[メイン] ゼオ : 「シャルロットの勘はよく当たる。きっとそうだろう」

[メイン] シャルロット : …………少し照れくさそうにしつつ。

[メイン] シャルロット : 「……それより、あれ。おかしいと思わない? 私たちが入った時から現場の状況は変わってないはずよね……」

[メイン] シャルロット : 部屋にそっと足を踏み入れ、インクのこぼれ落ちた原稿を指差す。

[メイン] ゼオ : 「それがどうしたんだ?」

[メイン] ゼオ : 指摘されても何がおかしいかわからないようだ

[メイン] シャルロット : では判定!

[メイン] シャルロット : 3dt 有利 3DT(6,5,7) > スペシャル(助手の余裕を1点獲得)

[メイン] ゼオ : 3as 有利 3AS(5,2,3) > 成功(余裕1点と、探偵から助手への感情を獲得)

[メイン] GM : キーワード「①横から飛び散ったのではなく、上から垂らした」を獲得。

[メイン] system : [ ゼオ ] 余裕 : 3 → 5

[メイン] シャルロット : 「この原稿、上からインクを垂らしたような染み方をしてる。……ほら、近くにインク壺が倒れて、床にもインクが染みてるでしょ……」
インク壺と原稿を交互に指して

[メイン] ゼオ : 「言われてみれば確かにそうだな…」
顎に手を当ててしげしげと見る

[メイン] シャルロット : 「でしょ。……でも、それならこう横から、流れたようなインクの染み方になるはずだと思わない?」

[メイン] ゼオ : 「あっ、これは変だな」

[メイン] シャルロット : こくり、と頷く。
「…………。犯人がそうしたのか、わざとそんなことをしたのか……」

[メイン] シャルロット : 「……今ひとつ言えることは、少なくとも……これがただの殺人じゃなくて、何か深い謎を孕んだ事件だってことよ!」

[メイン] ゼオ : 「そうなるとおれ達の出番ってわけか…やってみるしかなさそうだな」
事件解決に向けて気合を入れた

[メイン] GM : あなた達が現場を軽く見て回っていると、すぐに警察がやって来ます。

[メイン] GM : 警察は一旦あなた達全員を現場から出させると、外で事情聴取と調書を取り始めました。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 野波は胸ポケットから万年筆を取り出し、警察の書類にサインをしながら落ち着かない様子で話をします。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「確かに自分は先生に100万円以上のお金を貸していました!返済を渋られていたのも事実です!ですが、そんな理由で殺したりなんかしませんよ!」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 河内は先程使っていた万年筆のペン先を震えさせながら書類にサインをしつつ、

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「私じゃありません、私は洋介を憎んでなんかいません……浮気されても、結婚の約束を反故にされかけても、それでも私は洋介を愛していたんです……」
と涙ながらに答えます。

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 西中は警官からボールペンを借りてサインをした後で、顔面蒼白になりながら訴えます。

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「お、俺には殺す動機なんか無いですよ。だって、大学卒業から5年も会ってないんですよ?最近、あいつのマンガを読む機会があったから、久しぶりに顔を見たくて立ち寄っただけで……」

[メイン] GM : 警察は、
「凶器は大谷の自宅キッチンにあった包丁であり、背後から騒がれずに一突きしている事から顔馴染みの犯行だと考えられる」
「あなた達を迎えに行く前に、野波が一度大谷の家に立ち寄る姿が目撃されている」
と言う理由で、野波を重要参考人としているようです。

[メイン] GM : ここで調査の障害を決定し、【捜査困難レベル】を「2」に設定します。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 捜査フェイズ

[メイン] シャルロット : 異常な癖ダイス!

[メイン] シャルロット : 1d6 (1D6) > 1

[メイン] シャルロット : EVV VS容疑者 VS容疑者/イベント表(6) > 鬼の居ぬ間に(P.194)  その容疑者の元を訪ねたとき、偶然にも席をはずしていた。  これはチャンス。  そう思ってしまうのが、探偵の悲しい性だ。

[メイン] ゼオ : まずいよりによってNPCが出なさそうな奴だ

[メイン] シャルロット : 「ふぅ、長かった……取材される側の立場はあんまり慣れてないんだけど……」
んっ……と伸びをする

[メイン] ゼオ : 「まあ仕方あるまい。何せいきなり殺人事件が起きた上におれ達は第一発見者だしな」

[メイン] シャルロット : 「……それもそうね、ゴシップ記事なんかとは訳が違うもの。」
「後半は『この事件、警察の見解は? 犯人像は?』『著名な漫画家ということでしたが、世間の反響はどうなるでしょうか?』なんて聞き返して無理やり退散させてたけど……」

[メイン] ゼオ : 「おかげで助かった。感謝しよう」
……あの癖がまた出たかと思いつつも

[メイン] シャルロット : …………。視線に気付き、こほん……と咳払い。
「ま、まあ……ともかく、これで私たちも自由に動けるようになった。まずは聞き込みかしら、警察の見立てているようにこの家の関係者が怪しいのはまず間違いないもの」

[メイン] ゼオ : 「うむ…流石に外部犯の可能性は低いだろうな」

[メイン] シャルロット : 「ええ、私もそう思うわ。……すみませーん、少しお話を……」

[メイン] GM : 容疑者の3人の元を訪れるも、ちょうど席を外しているようだ。
周りを見ればそれぞれ警官から事情聴取を受けていた。

[メイン] ゼオ : 「今は話を聞くのは無理そうだな…」

[メイン] シャルロット : 「……そうみたいね。あっちも苦労してそう……」
残念そうに肩を落とす

[メイン] ゼオ : 「話を聞くには終わるのを待つしかないか…」
どっかりとソファにでも座る

[メイン] シャルロット : ……人の家なのにちゃっかりしてるわね。
「そうね。現場も警察が調査中、下手に入るのも……」

[メイン] シャルロット : では判定!

[メイン] シャルロット : dt 通常 DT(3,9) > 成功

[メイン] GM : シャルロットが残念そうにしていると、地面に何かが落ちていることに気がつくだろう。
それはインク瓶のようだ。誰かの落とし物だろうか…?

[メイン] シャルロット : 「……? これ……」
拾い上げるわ!

[メイン] GM : 拾い上げてみると、それは製図用インクの瓶のようだった。

[メイン] GM : キーワード「③製図用インク」を獲得。

[メイン] ゼオ : 「それはインクか…現場にもインクの変な痕跡があったが関係あるのか…?」

[メイン] シャルロット : 「ううん……確かに、原稿についていたインクの出どころがインク壺と別なら……可能性はあるかも」

[メイン] system : [ ゼオ ] 余裕 : 5 → 3

[メイン] シャルロット : ……ここで探偵アクション【膨大なデータベース】を発動するわ!
助手の余裕を2点減らして、追加でキーワードを獲得!

[メイン] GM : 製図用インク……それを見た瞬間、記者でもあるあなたは簡単に閃くことだろう。

[メイン] シャルロット : 普段から使ってるものね!

[メイン] GM : それは主に万年筆に使われるインクだと。

[メイン] GM : キーワード「④万年筆」を獲得。

[メイン] シャルロット : 「…………。」

[メイン] シャルロット : 「……ねえゼオ。製図用インクといえば、私たち記者がメモを取る時によく使うアレ……」

[メイン] ゼオ : 「ああ、これか?」
万年筆を出す

[メイン] シャルロット : 「そう、それ!製図用インクは乾きにくくて色が濃いから、万年筆なんかに使われることが多いって聞いたわ。漫画なんかに使うと滲んじゃったりするけど……」

[メイン] シャルロット : 「……ところで、万年筆といえば……最近どこかで見た気がしない?」

[メイン] ゼオ : 「そういえばサインをする時に…」
河内裕美の万年筆を思い出す

[メイン] シャルロット : にっ、とした笑顔で頷く。
「ご名答!……それに、警察が調書を取ってたときも見た覚えがあるわ。だからきっと、このインクは……」

[メイン] ゼオ : 「あの特別製のインクと同じものだということか…?」
サインを書いた時のインクの夜空色を頭に浮かべる

[メイン] シャルロット : 「……ううん……推測だけど、多分その逆だと思う。」
「河内さんはあの特別製インクを使ってるから、こっちの普通の製図用インクを使う必要はないはず。だから、きっとこれは調書を取る時に万年筆を使ってた、野波編集のものじゃないかしら……」

[メイン] シャルロット : 普通のインクかどうか、一応中を確認してもいいかしら?

[メイン] GM : 瓶の中身を確認すると普通のインクのようだ。特にこれといった不自然な点はない。

[メイン] ゼオ : 「やはり普通のインクか…シャルロットの推理が当たってそうだな…」

[メイン] シャルロット : 「ええ。……でも、ゼオの今言った……あの夜空色のインクにも、何か秘密がありそうな気がするのよね……」
サインの時の河内さんの顔を思い出して

[メイン] シャルロット : 「いい具合に取り調べもひと段落つきそうだし、次の調査に進みましょうか」

[メイン] ゼオ : 「そうしてみよう」

[メイン] シャルロット :

[メイン] シャルロット : 異常な癖発動!

[メイン] シャルロット : 1d6 (1D6) > 5

[メイン] シャルロット : 5. 異常な癖・パートナーと…表!

[メイン] シャルロット : SHWP パートナーと……表 異常な癖・パートナーと……表(2) > パートナーを置いて先に行ってしまう

[メイン] ゼオ : EVV VS容疑者 VS容疑者/イベント表(2) > ゆさぶり(P.190)  その容疑者は、何かを隠していた。  目立った嘘をついているわけではない。  だけれども、何かを隠している。探偵には、そう見えた。

[メイン] ゼオ : 「よし、取り調べは終わったようだ。さて誰から話を聞きに…」
ゼオがシャルロットに話しかけようとすると

[メイン] シャルロット : 「よし!見逃しがないか、私はもう一回現場を見てくる!警察の数人がなによ!」
「……っと、ゼオさん!河内さんへの確認をお願いしてもいいかしら!それじゃ!」

[メイン] シャルロット : 言うなり、だーっと階段を駆け上がっていく。

[メイン] ゼオ : 「お、おい」
行ってしまった

[メイン] ゼオ : 「……わざと行かせた!あいつならきっとやってくれるだろう」

[メイン] ゼオ : 「おれはおれの仕事をやってみよう」
というわけで河内に話を聞きに行く

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 河内はちょうど警官との事情聴取を終えたようで、疲れた顔をしながらその場に座り込んでいた。

[メイン] ゼオ : 「事情聴取は終わったようですね…疲れましたでしょう」
話しかける

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「……ああ。探偵さん、どうですか?そちらも捜査をしているようですが…」
ゆっくりと顔を上げてゼオの方を見る。

[メイン] ゼオ : 「今のところは手がかりを集めている最中と言ったところですね…」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「……そうですか。早く解決して洋介が浮かばれるといいのですが…」

[メイン] ゼオ : 「ええ、まさかあの時サインしてた時にはこんなことになるなど思いもしませんでしたがこうなったからには探偵として全力を尽くしたいと思っています…」

[メイン] ゼオ : 「あ、サインと言えば……あの夜空色のインクってどういうものだったんでしょうか? 確か限定で特別なものらしかったようですが…」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「ええ。私もこんなことになるだなんて…」
「ああ、あれですか?私は色々なインクやガラスペンを集めるのが趣味なんですよ。それで…洋介がプレゼンとしてくれたんです」
大谷との思い出を振り返りながら少し嬉しそうな顔をして

[メイン] ゼオ : 「なるほど…プレゼントに送るとなるとなかなか手に入るようなものじゃなかったりするんでしょうか?」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「あれ?話していませんでしたっけ?『七つ星のリフレイン』をイメージした限定色のインクだって」

[メイン] ゼオ : 「いやまあ世の中には限定と言っても沢山あったりするものもありますからね。もしそうだったら私も万年筆を使う職業なんでちょっと欲しいななんて思ってたりして気になってたんですよね」

[メイン] シャルロット : そのころ、ぎゃふん!なんて声を上げながら、ちょうど階段を降りてくる。
「もう……何が一般人立ち入り禁止よ!そっちは……」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「まぁそうですよね。私も彼にとっての唯一のものではなくて、替えがきく存在で……」
「あら?探偵さんも?でもこのインクは書きものには不向きなんですよ」

[メイン] ゼオ : 「え、そうなんですか? 私がサインした時はそんなふうに感じませんでしたが…」
前半の内容も気になったが、後半について聞くことにする

[メイン] GM : では《変化》と《科学》を振ってくれ。

[メイン] ゼオ : ここで来たか!

[メイン] シャルロット : 「……ん?」

[メイン] シャルロット : 来たね!《変化》持ちだから有利判定!
私からかな!

[メイン] GM : どっちからでもいいよ。

[メイン] シャルロット : はーい!ゼオさんは多分3asかな?お願いします!

[メイン] シャルロット : 3dt 有利 3DT(10,1,7) > 成功

[メイン] ゼオ : 3as 有利 3AS(2,1,3) > 失敗

[メイン] ゼオ : 🌈

[メイン] シャルロット : 🌈

[メイン] GM : ゼオ…!アクションが残ってるぞ…!

[メイン] ゼオ : 食らいつくがあったか
やってみよう

[メイン] system : [ ゼオ ] 余裕 : 3 → 2

[メイン] ゼオ : で、なかなか目ざとい奴だを強い感情にする
これで振り直しができるはずだ!

[メイン] GM : わかった 来い。
10面体で振ってくれ。

[メイン] ゼオ : で、十面ダイスにできるから…

[メイン] ゼオ : 3dt 多分これだ! 3DT(4,5,2) > 成功

[メイン] シャルロット :

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「私もだけど彼って漫画描きだから、漫画用のインクをくれたので……乾くのが早いのはいいんですけどね」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 遠目から河内を見るシャルロットには彼女は嘘を言っていないように見えた。
そして科学的知識から、ゼオはそのインクの種類が思い浮かぶだろう。

[メイン] シャルロット : (……ふむ。それじゃ、分かってて万年筆にあのインクを使っていたんですね……)

[メイン] ゼオ : 「なるほど…あれは漫画用のインクだったんですね。確かに漫画家ならそちらの方が自然だ」

[メイン] GM : キーワード「②証券用インク」を獲得。

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「ええ。だから探偵さんが使うならちゃんとしたインクの方がいいと思いますよ」

[メイン] ゼオ : 「まあ何事も適材適所という事ですな」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : こくりと小さく頷く。

[メイン] ゼオ : 「お話ありがとうございました。もしかしたら今のお話が事件解決の決め手になるかもしれません。それでは私は他の手掛かりを探してみます。では」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「いえ、私も洋介との楽しかった思い出を振り返れたので……」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「……事件の解決、よろしくお願いします」
河内は深々と頭を下げてゼオを見送った。

[メイン] ゼオ : 「ええ、やってみせましょう」
そう言って後ろで見てたシャルロットと合流しに行った

[メイン] シャルロット : 「っとと……お疲れ様です、ゼオ先生。河内さんにお話を伺っていたんですね……」
「私の方からも、貴重なお時間ありがとうございました。究明に向けて尽力いたします」

[メイン] シャルロット : …………大手柄よ、ゼオさん!

[メイン] ゼオ : 「ああ何とか話は聞けたが事件の全貌はまだまだ見えんな…」
とりあえずこれでこのシーンは終わりにするか

[メイン] シャルロット :

[メイン] シャルロット : ──それじゃ、フタリソウサを開始するわ!
探偵と助手の感情をひとつずつ強い感情に昇華!

[メイン] ゼオ : おれはこれだな
「- やってはみたが一人で話聞くの結構大変だったぞ 」

[メイン] シャルロット : 私からは「ー なんか慌ててなかった……?」ね!

[メイン] GM : わかった。
フタリソウサシーンに入る。

[メイン] GM : さて、あなた達の捜査も進行中だが、警察の方も容疑者である三名の所持品の検査をしている。

[メイン] GM : そこであなた達もまた検査を受けながら三名に目を向けることだろう。

[メイン] GM : 《外見》を振ってくれ。

[メイン] ゼオ : 二人とも持ってないということは通常振りか?

[メイン] シャルロット : ……そうね!

[メイン] GM : ああ。
不利はつかないから通常振り。

[メイン] ゼオ : as 通常 AS(2,4) > 成功(余裕1点と、探偵から助手への感情を獲得)

[メイン] シャルロット :

[メイン] シャルロット : dt 通常 DT(9,10) > 成功

[メイン] system : [ ゼオ ] 余裕 : 2 → 3

[メイン] GM : 三人の持ち物検査を見学していると、あなた達はふと違和感を持つだろう。

[メイン] GM : 野波・河内だけでなく西中の鞄からも万年筆が出て来たのだ。

[メイン] GM : 自分の筆記用具を持っているにも関わらず、先程警察の調書を書く際にボールペンを借りていたのは何故だろう?あなた達は疑問を持つ。

[メイン] GM : 所持品の検査を終えたあなた達は、次は証拠物件として現場に残されたマンガ原稿に目を向ける。

[メイン] GM : 一枚だけ、インクを意図的にこぼされたと見られる原稿。
恐らくこれは、犯人が「何らかの不都合な事実」を隠す為に、自身の万年筆のインクをぶちまけたのだろう。

[メイン] GM : 原稿を丸ごと持ち去らなかったのは、倒れたインク壺からこぼれたインクにより、床にシミが残ったせいだ。

[メイン] GM : その状態で床に落ちた原稿を拾って持ち去れば、原稿が落ちていた場所だけ不自然に汚れていない事から、持ち去られた原稿の行方を探されてしまうだろう。

[メイン] GM : また、一枚だけ持ち去っても「複数枚ある原稿の真ん中のページだけが無い」と言う事で、こちらも不審に思われるからだと考えられる。

[メイン] GM : 普通なら、インクをぶちまけてしまえば紙の上に書かれていたものは読めなくなる。

[メイン] GM : だが、幸運な事に大谷は厚みの薄いマンガ用原稿用紙を使用していた。

[メイン] GM : マンガ用の原稿用紙には、厚いものと薄いものがあるのだ。

[メイン] GM : これならば或いは、下に書いてあったものを読み取ることが出来るかも知れない。

[メイン] GM : 書道の授業で、書き損じた箇所を二度書きしたり、上からなぞったりしたことはあるだろうか?

[メイン] GM : しかし半紙を裏返して軽く光に透かすと、その痕跡が浮かび上がってしまう。
同じように、原稿用紙も光に透かすと、インクが重なった部分が濃く浮かんで見える事があるのだ。

[メイン] GM : ちょうど現場にはトレース台がある。警察の目を盗んで、あなた達はインクに汚れた原稿を透かして見ることもできるが……。

[メイン] GM : 重要キーワード『❺光に透かす』を獲得。

[メイン] ゼオ : 「よし、二人で話し合うことによっていろいろなこともわかった。やってみよう」
光に透かしてみる

[メイン] シャルロット : 「ええ。……推察が正しければ、これで何が書いてあったのか……何を消し去りたかったのかわかるはず!」

[メイン] GM : 光に透かすと、インクの下にはうっすら「西」と言う文字が書かれているのが分かる。これは、大谷が遺したダイイングメッセージに違いない。

[メイン] ゼオ : 「これは…」

[メイン] シャルロット : 「……まさに、闇から日の下に引き摺り出された真実!」

[メイン] ゼオ : 「犯人がわかったんだな…下に降りてみんなを集めよう」

[メイン] シャルロット : 「ええ。河内さんにもお願いされたし……ちゃんと責任を果たさなきゃね」

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 真相フェイズ

[メイン] GM : あなた達の呼びかけに応じて、容疑者の三人が一堂に集まった。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「……あの、全員を集めて一体何を?」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「……ただでさえ警察にあらぬ疑いをかけられてウンザリしてるのに」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「……探偵さん、もしかして…!」

[メイン] ゼオ : 「ええ、ご想像の通りです」

[メイン] ゼオ : 「この事件の犯人が分かりました」

[メイン] シャルロット : 横でうんうんと頷く。

[メイン]   : 「「「…!」」」
ぎょっとした顔で三人がそれぞれあなた達の方を向く。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「ほっ、本当なんですか!?」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「……デタラメを言うんじゃないだろうな?」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「……早く、教えて下さい…!」

[メイン] ゼオ : 「その気持ちは痛いほどわかりますが、ひとまずお静かに」

[メイン] ゼオ : 「こういうのは順を追って話すことが大事です。まずは事件の振り返りからしてみましょう。シャルロット君お願いします」
いかにも探偵みたいな口調でシャルロットに振る

[メイン] シャルロット : 「えっ? えーっと……そうですね」
きょとん、とした風を見せ、全体に向き直る

[メイン] シャルロット : 「振り返るといっても、事件自体はごく簡潔なものですが……私たちがこの家に案内され、野波編集が作業場の扉を開けたとき……大谷先生は背中から包丁を刺されて亡くなっていました」

[メイン] シャルロット : 「犯行現場は雑然としていました。開きっぱなしの窓、床に散乱した漫画原稿に倒れたインク、鮮血……」
「凶器に使われていた包丁がこの家のキッチンにあったものだという事実から、警察は犯行が顔馴染みのものである、と考えているようです」

[メイン] ゼオ : 「とまあ、これが今回の事件です。おおよそでは警察の見立ては間違っていないでしょう。ですが…見落としている真実もあります」

[メイン] ゼオ : 「それは結局のところ、誰が犯人か?ということです」

[メイン] ゼオ : 「シャルロット君、私たちの調査で見つけた真実を告げてください」

[メイン] シャルロット : ……えっ?

[メイン] シャルロット : ……これ、もしかして全部喋らされようとしてない?
「は、はぁ……わかりましたけど……」

[メイン] GM : ゴクリ……と三人は息をのみ、あなた達を見つめるだろう。

[メイン] シャルロット : ……こほん、と咳払いする。
「さて──」

[メイン] シャルロット :

[メイン] シャルロット : 「先ほども話したように、最初に違和感が浮かんだのは散らかった作業場です。大谷先生は背後から刺されていましたから、乱闘があった……といったような雰囲気はありません。なのに、これだけ現場が荒らされていた……のは、なぜか?」

[メイン] シャルロット : そこで、一本指を立てる。
「……その目的は、現場にあった"残したくない痕跡を消す"ことにあったんです。現場に落ちていた原稿用紙と、倒されたインク壺……このインクの跡が合致しない。インク壺は横から倒れていたのに、原稿用紙にあったのは上から垂らしたような跡でした。犯人は、インクが自然と倒れたように見せかけて、後から別のインクで痕跡を隠そうとしたんです」

[メイン] シャルロット : そこで、河内の方に向き直る。
「あ……そうそう。インクの種類といえば……漫画家の大谷先生は、漫画描きらしく河内さんにも漫画用のインクをプレゼントされていた……そうでしたよね?」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : シャルロットの推理に聞き入っていたが、名指しされてピクリと肩をふるわせたあと
「……はい。先ほど探偵さんに話した通りです」
真っ直ぐにあなたを見つめてそう言うとこくりと頷いた。

[メイン] シャルロット : 頷く。
「ええ。漫画用のインク……"証券用インク"は速乾性や耐水性があり、素早さや緻密製が求められる漫画原稿に向いています。」
「河内さんがゼオさんにサインを求めた際に万年筆に使っていた特製インクもこの"証券用インク"のひとつだったんですが……一方で万年筆にはふつう、乾きにくく色の濃い"製図用インク"という別の種類のインクが用いられるんです」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : その言葉にもこくりと頷く。

[メイン] シャルロット : 笑顔を返して。
「おそらく……犯人はその違いをよく知らなかったか、あるいは気にしていなかったんでしょうね。犯人が証拠隠滅に利用したのは万年筆に用いられる"製図用インク"でした……科学試験を用いずとも、消しゴムをかけたりすればすぐにわかります」
「この家には製図用インクが置かれていないこと、万年筆に用いられるインクであることから、怪しいのは万年筆を所持している人物……」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「…!」
ちらりと野波の方に視線を向ける。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「えっ、ち、違いますよ!?」

[メイン] シャルロット : 「いえ、結論づけるのは早計です。西中さんの手持ち鞄からも万年筆が見つかっていますからね……それに、これはあくまで状況証拠でしかありませんから」
とん、と机を叩き

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「……なっ!?」

[メイン] シャルロット : 「本題はここからです。」

[メイン] シャルロット : 「…………。もし、消そうとした痕跡が……たとえば、原稿用紙にすでに書かれたインクのものであるとするならば……上からインクを垂らしても、その重なった部分……というのは残ってしまうことがあるんです。ほら、ちょうどこの……」

[メイン] シャルロット : 準備していたトレース台と原稿用紙を机の上に載せる。

[メイン] シャルロット : 「大谷さんの使っていた薄手の原稿用紙なら……ね、ゼオ先生?」

[メイン] ゼオ : 「ええ、特別なインクだったようでしたからね…ばっちり残っていたのですよ。大谷先生の遺したメッセージがね」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「…!そっ、そのメッセージとは…!?」

[メイン] ゼオ : 「それはたった一文字でしたが誰が犯人かを告げるのには十分でした」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「……一文字」

[メイン] ゼオ : 「そこに書いてあったのです西と…」

[メイン] ゼオ : 「西中誠、犯人はお前だ」
そう言って西中を指さす

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「……西」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「西って……」

[メイン] シャルロット : 合わせて横でトレース台を立て、はっきりとその様子を見せる。

[メイン] GM : 二人はゼオが指差した先に視線を移す。

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「くそっ、くそっ……」
西中はがっくりとその場に膝をつく。

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「どうしてこのタイミングで探偵が来るんだよ!?おかしいだろ!?」

[メイン] ゼオ : 「殺すつもりなら被害者の予定ぐらい確認しておくんだったな」

[メイン] シャルロット : 「……。確か、西中さんは先生と5年も会ってないって話をされていましたよね……5年前から今までに、何かあったんですか?」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「……最初は殺すつもりなんてなかった、ついカッとなって、それで……」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「……あいつが、あいつが俺の作品を盗作したからだよ!」

[メイン] シャルロット : 「…………!」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「俺は元々小説家志望でね。学生時代からずっと、『七つ星のリフレイン』の原作の構想を練っていた。その過程で洋介にぽろっと、そのストーリーのあらすじを話したんだ」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「大学を出た後、就職してからは、仕事に忙殺されて小説を書く時間も無くなっちまった。それでもアイデアだけは練り続けてたんだ……いつか、自分で小説にする日の為に」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「そしたら、洋介がマンガ家として売れっ子になってるって聞いてさ。ちょっと気が向いて、読んでみたんだよ」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「そしたらあいつ、俺が話した内容をそのままそっくり、マンガにしてやがったんだ!」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「『七つ星のリフレイン』の原作者はこの俺だ!あいつが得た印税は、アイデア原案の俺にも受け取る権利がある、そうだろ?!だってのにあいつは───」

[メイン]   : 『おいおい、知らねえの?アイデアに著作権は無いんだぜ?』

[メイン]   : 『いつまでも作品化されないアイデアなんざ、無いも同然だろ』

[メイン]   : 『どうせお前は口だけで、実際に自分の手を動かしゃしねえ奴なんだからさ。俺が描いてやっただけ有難く思えば?』

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「───なんて鼻で笑いやがった……!!」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「それでカッとなって、気が付いたら、あいつを刺していて……」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「あれは……『七つ星のリフレイン』は、俺のものなんだ……」

[メイン] ゼオ : 「虚しい叫びだな.....この殺人で大谷さんは死に貴様の未来はボロボロになっている…。もはや七つ星のリフレインの続きが世に出ることもないだろう」

[メイン] シャルロット : 「…………」

[メイン] ゼオ : 「貴様の頭の中にしか続きが無くなったこの状況が理想だったわけでもあるまいに…バカなことをしたな」

[メイン] 西中誠(にしなか・まこと) : 「……!?うっ、ぐ、うわあああああああああ!!!!」
ゼオの言葉に西中は力無く泣きじゃくるだろう。

[メイン] GM : やがて彼は、警察により逮捕され、署へと連行されて行ったのだった。

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 終了フェイズ

[メイン] GM : あの事件から約一ヶ月後。あなた達のたまり場に野波と河内がやって来る。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「あなた達のおかげで、容疑が晴れました。ありがとうございます」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「ですが、大谷先生と言う貴重な人材が失われ、掲載雑誌にも穴が空いてしまう事になりましてね……」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 野波はそう言って肩を落とした後、真剣な眼差しをあなた達に向けた。

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「そこでご相談なのですが!お二人をモデルにしたキャラクターで、バディ物の推理マンガを描かせては頂けませんかね?!」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「作画は河内先生に担当して頂く形になります、お二人さえ宜しければ是非!」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 詰め寄る野波。河内もあなた達にキラキラした視線を向ける。

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「私からもお願いします!読み切りで人気が出たら、連載も視野に入れて頂けるそうなんです!」

[メイン] ゼオ : 「……どうする?」
シャルロットに目線を向ける

[メイン] シャルロット : 「へっ……!? そ、そんな急に言われても……」

[メイン] シャルロット : 困惑した様子でゼオの方を向く。
……というか河内さん、漫画描けたんだ……さすが。

[メイン] ゼオ : その表情にどうしたもんかな~と悩む

[メイン] ゼオ : ……その時脳内に友とのやり取りが思い起こされる。
そうだな、こういう時自分はいつもこう言ってた

[メイン] ゼオ : 「やってみよう。それで貴方たちが立ち直れるのならぜひやってみてください」

[メイン] シャルロット : 「……しょうがないですね!やるからにはちゃんと『独占契約』にしてくださいよ!」

[メイン] 野波貴彦(のなみ・たかひこ) : 「……!ありがとうございます!」

[メイン] 河内裕美(こうち・ゆみ) : 「はい!それでは今後ともよろしくお願いしますね!」

[メイン] ゼオ : 「ええ、よろしく頼みます」

[メイン] シャルロット : 「ふふ。こちらこそ、ご贔屓に」

[メイン] シャルロット : 二人が新聞社を出たのを確認してから、ふぅ……と息をついて。

[メイン] シャルロット : 「それじゃ、私たちも仕事に戻りますか……真相をインクに載せて読者の皆様にお届けするのが、私たちの使命だからね!」

[メイン] シャルロット : 椅子を傾けながら、いつものアレ……もらっていい?とゼオに促す。

[メイン] ゼオ : 「そうだな。真相というものはいいものばかりじゃない…たまにはこういうものの力で乗り切るのもいいだろう」
そう言ってESを渡す

[メイン] ゼオ : 「まあどさくさで独占契約なんて結ぶぐらいにちゃっかりしているお前には不要かもしれんがな」
ふふっと笑う

[メイン] シャルロット : 「あっはは、言うじゃない」
受け取ったESを口に放り込んで。

[メイン] ゼオ : 「……おれもモデルとしてふさわしくなるよう頑張らんとな」
その元気な様子を見て、自分もESを口の中に入れ、仕事へと邁進していった。

[メイン] GM : 記者・探偵の二足のわらじのあなた達に、何の因果か新しい肩書きが加わった。

[メイン] GM : それでもあなた達のやることは変わらない。

[メイン] GM : 新しい事件、新しい出会い、フタリの軌跡はインクに隠すのではなく、インクで書き記されてゆくのだ。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : フタリソウサ
「インクに隠された真相」

[メイン] GM : 事件解決です。

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM :  

[メイン] GM : 宴だァ~!!!

[メイン] ゼオ : 宴だァ~~~~!!!!!

[メイン] シャルロット : 宴だぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!